大学連携で再エネ部会 那須塩原市長に報告

6月23日(金)再エネ部会は、大学連携事業の一環として髙橋若菜教授と宇大生5名と一緒に総勢10名で那須塩原市を訪ねました。午前中は、水土里ネット那須野が原を訪ね、水を守るため始めた「1000年の森を育てるみんなの会」の活動と地球変動問題の環境教育実践の話を聞きました。その後、家畜ふん尿から作った液肥の実証田んぼを見学、さらに小水力発電の現場として新しく設置された「らせん水車の折戸発電所」と「規模の大きな那須野が原発電所」を見学しました。

 

午後は、那須塩原市役所を訪ね渡辺市長に私たちの研究成果報告と提言を行いました。(写真)那須塩原市には市の総需要を大きく上回る再エネ電気と再エネ熱があること、脱炭素対策による設備投資額を上回る省エネ効果があること、さらに地域への大きな経済波及効果があること、また太陽光発電一辺倒の脱炭素化は副作用があり経済波及効果も相対的には小さいことなど報告しました。最後に学生から、脱炭素化実現に向けての省エネ、断熱、再エネ熱、地中熱などに関する提言を行いました。渡辺市長は、分散型社会が進む中で生き残るためには那須塩原市として特徴を出していかなければならない。脱炭素社会の実現は重要な要素であり、今回の研究に感謝するとともに今後に活かしていきたいと述べられました。

宇都宮市環境学習センター

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宇都宮大学国際学部 髙橋若菜研究室